第1回ファミ通文庫大賞

受賞作発表!

総評

この度は多数のご応募ありがとうございました。『えんため大賞 ファミ通文庫部門』からリニューアルし、第1回目として開催した『ファミ通文庫大賞』ですが、予想以上に多くの応募作が集まりました。
ウェブ小説、そしてカクヨムの盛り上がりが実感できる応募数でしたが、応募作全体の傾向としましては「異世界転移 or 転生」「異世界ファンタジー」に限らず、多彩なジャンルに渡っていました。
連載を前提としている作品が多いということもあり、続きが読みたいと思える魅力的な作品が多かったのですが、受賞作の4本はそれに加えてオリジナリティがある世界観設定や全体の構成を意識した大きなエピソードの盛り上がりを作ろうという意識が感じられた点が高く評価されました。
受賞作は2020年初頭の刊行を予定しております。
第2回の開催も予定していますので、どうぞふるってご応募ください。

優秀賞 50万円

魔王の冒険者育成生活! 心裡

選評

魔王が転移(転生)する作品は定番化してきていますが、本作は俗人化した魔王とヒロインの関西弁少女のやりとりが強烈かつ、彼らの目的がダンジョン攻略動画を撮影して再生数を稼ぐというもので、他作品と大きく差別化できていました。構成の弱さを指摘する声もありましたが、授賞自体は選考委員全員一致で文句なしのクオリティです。
共同選考を行ったコミックコンテンツ編集部からも高く評価され、ゲームが題材ではありませんがコミカライズが予定されています。

特別賞 15万円

おばあちゃんは冒険者 佐月 詩

選評

冒険とは無縁なおばあちゃん主人公がチート能力を得て若者と共に冒険者として成長していく展開がうまくコミカルに表現できていました。ただ、終盤の展開から締め方が強引で違和感がある点が選考委員から指摘されました。しかし、おばあちゃん主人公の語り口の説得力含め、高い筆力があると評価し、特別賞授賞となりました。

クラスメイトゲーム カルネアデスの教室 勅使河原あねも

選評

疑似学級で与えられた役割をこなしながら目的を達成しようと各人が奮闘する"人狼"に近いデスゲーム小説で、緻密な構成が評価されました。ありがちなデスゲームの枠に収まらず、各人の"役割"に即した能力の使い方や終盤のどんでん返しには目を見張るものがあります。一方でキャラクター描写の弱く、改善の余地があると判断したため特別賞の授賞となりました。

ゲームノベル特別賞 15万円 コミカライズ検討

悪役腐令嬢様とお呼び! 節トキ

選評

所謂、悪役令嬢物ですが、BL好きな主人公が非常に魅力的に描かれており、毎話BL要素を使って面白くなるように工夫されている点を高く評価しました。やや勢いだけで乗り切っている展開が見受けられたので商品化の際の課題がある作品ではあります。本作は「乙女ゲーム」が題材になっているということで、ゲームノベル特別賞を受賞していますので、コミカライズが予定されています。

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