リンドウにさよならを

三田千恵 DANGMILL

第18回えんため大賞優秀賞

ふたりの少女が教えてくれた、信念と再生。生きることの価値を問う学園青春ストーリー。

本の王国浜松西店 古山様
ふたりの物語から、ひとり、ひとりと加わっていき、いろいろなところにあった点が最後に線としてつながった瞬間は言葉にはできないものがあった。人が生きる価値というのは様々あるはずだけれども、彼ら彼女らが見出したものにぜひ、触れてほしいと思います。
K県書店員 I様
底のような状況から、主人公2人が立ち上がって歩んでゆく話の流れと、人と人の縁がつながっていく流れがとても綺麗で読後感が良いすてきな話でした。

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STORY & CHARACTER

想いを寄せていた少女、襟仁遥人が校舎の屋上から身を投げ——助けようとした神田幸久は、ともに転落してしまった。そして3年後——彼は学校の地縛霊となって、かつて自分が学んでいた教室にいた。

自由で退屈な日々を過ごすうち、幸久はいつしかクラスでいじめられている穂積美咲のことを気にするようになっていた。そしてある日、美咲のほうも、幸久の存在に気がつく。

容姿も成績もイマイチな美咲だったが、話してみれば人柄は可愛らしい。そして幸久が密かに恋していた遥人と、どこか似た雰囲気があった

幸久は美咲にイメチェンを勧め、さらにクラスメイトにバカにされないように成績を上げようと提案する。いじめの首謀者である香苗の成績を抜くことを目標に、美咲は幸久とともに勉強会を始めた。

少しずつ変わり始める美咲とその周辺。クラスメイトの高木綾香や幸久の幼馴染である結城守をはじめ、少しずつ美咲の友人が増えていく。それがやがて、幸久が学校に留まる真実に結びついて——。

必然の出会いが紡ぐ、学園青春ストーリー!

  • 神田幸久
    穏やかで成績もよく女の子にも人気のある優等生だったが、屋上から転落。地縛霊となってからも、淡々と毎日を過ごしていたが……。
  • 穂積美咲
    勉強も苦手で外見も垢抜けない、いじめられっ子。地縛霊となった幸久を怖がりもせず話しかけてくる。
  • 襟仁遥人
    幸久が仲良くしていた女の子。美人で頭もよかったが、誰にも媚びない潔癖な性格ゆえにクラスに馴染めず、いじめられていた。
  • 松下香苗
    オシャレで可愛く、成績もいい人気者。巧妙なやり方で、美咲が嫌われ者だという空気を作り出している。
  • 高木綾香
    超然とした美人で、成績もいい。香苗の友人だが馴れ合わない性格で、美咲いじめに参加していない数少ない女子。
  • 結城 守
    幸久の幼馴染。3歳歳下で、幸久を兄のように慕っていた。裏表のない性格で、女子はもちろんのこと男子にも人気がある。

オススメレビュー

kona先生
埼玉県在住のアニメーター兼イラストレーター。『B.A.D.』『獣娘小隊にやる気なし司令官が着任しました』(ともにファミ通文庫)など。

応援コメント&イラストが到着!

COMMENT

  • 三田千恵先生のコメント

    はじめまして。三田千恵と申します。賞を頂いた『リンドウにさよならを』は、少年少女が悩みに悩み、前を向こうと決心するお話です。未熟な面もあると思いますが、ひとりでも多くの方に読んでいただけたら、そしてその心に少しでも何か残せたら嬉しいです。
  • DANGMILL先生のコメント

    少年と少女の不思議な出会いで始まる話『リンドウにさよならを』、幽霊になってしまった少年・神田幸久、クラスでいじめを受ける少女・穂積美咲。彼らはお互いとの出会いを通じて成長することになります。青春の1ページ、リンドウのように美しい話をお楽しみください!

REVIEW

発売後も反響続々!

『徒然雑記』
喜びと、祝福と、終わりの切なさを。そうして、【リンドウにさよならを】というタイトルを噛みしめる。永遠の想いを胸に抱きしめながら、でもさよならを告げて、君と長い長い夏の終わりを精一杯の笑顔で見送る青年が横たわる屋上の光景を焼き付ける。心に残る、文句なしに素晴らしい青春小説でした。これが新人作品かあ、ほんと素晴らしいなあ。
『晴れたら読書を』みかこ
予想を上回るほどに繊細で優しい物語性が素晴らしかった。リンドウの花言葉に絡めて語られる真相は切なく、ラストシーンの寂しくも穏やかな雰囲気に胸がぎゅっと苦しくなった。良い作品だった。
ラノベニュースオンライン 編集長
切なくて面白い学園青春ストーリー!幽霊の主人公を中心に、つらさや悲しさを乗り越えて、出会いが生まれ、繋がれていく。そんな偶然にしか見えない多くの出会いには一切偶然がない。皆がたったひとつの結末に辿り着くことを願い続ける物語。これは読んでもらいたい!
『この世の全てはこともなし』
序盤の穏やかな展開から終盤におけるすべての要素が収束して結末に至るのが最高で、物語的な仕掛けにも驚かされました。それぞれの登場人物たちがその時、その場所でどんな気持ちでいたのかが次々と明らかになっていく心地よさ、特に終盤の「ずっと、好きだったんだ」の台詞には特に感動しました。
ハッピーエンドでありながらも、優しく物悲しい雰囲気に包まれた読後感でした。
『働きたくない村人のラノベ日記』
現世に想いを残したまま亡くなり地縛霊として目覚めた神田幸久と、彼のことを唯一認識することができる穂積美咲の出会いをきっかけに徐々に変わりゆく日常と、クラスで孤独な日々をすごしていた美咲が明るく前向きになる姿には心打た れました。美咲の交友関係が広がり親しい友人にも恵まれて互いに名前で呼び合う関係にまで距離を縮められたのも、美咲の日常が幸久との出会いによって変わりつつあることを実感できました。やがて二人の必然の出会いが紡ぐ学園青春ストーリーの真実が明かされて全てがつながったときは、感動が押し寄せてきて爽快な気分になりました。
『泣き言inライトノベル』
この作品は、因果応報の物語です。主人公たちが大切な人達に捧げてきた優しさが、回りまわって、本人たちの元へと返ってくる……そして読者として、主人公に全力で感情移入できる物語です。初恋の少女に似た少女を助けてあげたい、その少女の変化が自分のことのように嬉しい。そして用意された結末に不覚にも泣いてしまう。そんな体験を読者に与えてくれる、どこにでもある素晴らしい名作。どこにもない一冊限りの名作。本当に多くの人に読んで欲しいと思わせる作品でした。
『読書する日々と備忘録』よっち
繊細な描写を積み重ねて作り上げられた伏線を回収してゆくことで意外な事実も明らかになっていって、爽やかで納得感のある結末まで組み上げた構成力。今後に期待の作家さんですね。
『二次元テレカ・ミュージアム(にじみゅ~)』秋野ソラ
皆さんが推す理由に納得。ファミ通文庫が学園青春モノでまだまだ勝負できるレーベルだと示してくれました。リンドウという花に、そしてタイトルに込められた想いをぜひ感じてください。

書店員の皆様からも応援コメントをいただきました!

本の王国浜松西店 古山様
ふたりの物語から、ひとり、ひとりと加わっていき、いろいろなところにあった点が最後に線としてつながった瞬間は言葉にはできないものがあった。穂積がいじめられていたわけも、松下がいじめていたわけも、神田が地縛霊になっていたわけも。そして、あれだけ強かったはずの少女が自殺を試みたわけも。最後まで読んだらすっと腑に落ちた。人が生きる価値というのは様々あるはずだけれども、彼ら彼女らが見出したものにぜひ、触れてほしいと思います。現在と過去が絡みながら進んでいきながら、過去の少女が教えてくれたこと、現在の少女が教えてくれたこと。それぞれを考えながら、また歩み始める道を、どうか見てみたいです。
オリオン書房ノルテ店 西室様
学生時代に感じる独特の空気感上手く表現していて、過去と現在2人の少女を通して自分の生きる価値がなんなのかを問いかけてくる作品です。自分がどうしたいのか悩んでいる今の学生達に読んでほしい1冊です。
フタバ図書TERA福岡東店 諸岡様
「生きる意味」「生きる価値」を考えさせられる素敵な小説でした。不器用な高校生たちが紡ぐ青春がなんとも心地よく、切なく、胸に響きました。読後は涙を流しながらすぐに最初の「プロローグ」を読み返しました。最後の数十ページで伏線をバーッと回収し、とても気持ちよく読めました。挿絵が入ったものを改めてもう一度読んでみたいです。
明屋書店イケヤ高林店 貝塚様
切なくて、ほろ苦くて、でも読み終わると心がじんわりあったかくなる。そんな作品です。誰が悪いわけでもないのに、ほんのすこしのボタンの掛け違いで起こる悲劇。でも、つらい現実に向き合い、前を向いて歩いてゆこうとする穂積たちの背中に「がんばれ」って声をかけてあげたくなります。
書泉グランデ 中冨様
幽霊になってしまった主人公が、いじめにあう少女を救うべくとった行動はやがて自分やクラスメイトをも救っていく——ラストまで読むと、きっとまた最初から読み返したくなる、少し不思議で切ない青春ストーリーです。ラノベ世代以外にも是非読んで欲しい傑作!
書泉ブックタワー 田村様
幽霊といじめられている少女、そして三年前の出来事。今の閉じられている学校でうかがい知ることが出来ないリアルな学生像を感じられました。
K県A書店 S様
襟仁遥人という少女の存在/不在がとても印象的でした。回想でだけ語られ直接出なくとも、前編に淡い想いと優しさが満ちていて、そこにはいない少女の凛とした面影を鮮やかに浮かび上がらせます。彼女のイメージを縦糸に、登場人物たちの繊細な感情の動きを横糸に緻密に織られた物語は、切なくも温かく美しい。
喜久屋書店仙台店 田中様
「これが泣かせるラノベの新機軸!」突き抜けるような青い空と唸るような飛行機の低音に乗せて送る生と死の物語。生きる意味とは。人間の価値とは。多感な時期の葛藤を瑞々しいまでの透明感で描き切る手法に新たな青春小説の息吹を感じた。
ときわ書房本店 宮内様
簡潔に、素直に、とても好ましい作品だと思います。控え目に言って、既に次の作品に期待していまう程には。クラスの中で孤独、心に傷を負った二人—幽霊といじめられっ子の出会いから始まる青春群像劇で、ファミ通文庫はこうでなければ!と感じさせます。大きな展開や奇抜な仕掛けがあるわけではないですが、人と関わり、心情を丁寧に、丁寧に紡ぎ編まれる物語は、織り進むにつれ訴え、そして全体像を見せた時に、静かに湧き上がってくるのは感動とはまた違った、誰もがどこかで味わった事のある少しの寂しさを孕む、けれど前向きな清々しさ—(青春、いいですねー。)完成度の高い青春ものとして世代を選ばず感じ、楽しむ事の出来る一作。繊細に丁寧に組み上げられた物語は読みやすく、魅力的な人物造型と伏線と連動して絶妙に変化していく人間関係が面白く早く次へと読み進めたくなり——"いまさら青春"なんて気恥ずかしさもどこへやら、最後まで、余韻も楽しませてもらいました!ありがとうございます!
AKIHABARAゲーマーズ本店 石渡様
主人公が幽霊という事で、一見共感しにくいように思えますが、描かれているのは人が誰しも多かれ少なかれ持っている強さと弱さであると思いました。決してライトとは言えない作品ですが、読み応えは保証します!
アニメイト 仙台店スタッフ一同様
主人公の一途さが温かく切ない。それを取り巻く周囲の人々の葛藤、苦悩、友情、愛情、憧れ、どれも初々しく瑞々しい青春らしさが非常に良く表現されていて、つい読みながら学生の頃の想いに浸ってしまいました。また、一人一人違う、思春期ならではの『壁』を乗り越えていく姿が、読んでいてとても勇気づけられる作品でした。
アニメイト 大宮店スタッフ一同様
2年前、好きな女の子を助けようとして屋上から一緒に落ちてしまった学校に居着く幽霊の"僕"が、とあるクラスのいじめられっ子の穂積を、助ける話。よくある設定ですが、設定一つ一つに意味があって、しっかりと練られた作品だなと感じました。穂積の成長していく姿や、それをサポートする僕こと神田くんを見ていると、励まされたり、作中でよくふれる「空気」についてきっと思うところがあったりすると思います。ぜひ読んでみてください。
アニメイト 津田沼店スタッフ一同様
学校の、教室の、屋上の、人と人の……いろいろな"空気"がリアルに感じられ、深く引き込まれる物語でした。切なく、悲しく、けれど温かく前を向ける。ぜひ色々な人に読んでもらいたい作品でした。
アニメイト 長野店スタッフ一同様
価値観、正しさ、人の根本を考えさせられる作品です。価値観は、押し付けるものではない、人のには人の、自分には自分の価値観があればいいのだと思える作品でした。
アニメイト 秋田店スタッフ一同様
とても綺麗な話だと思いました。初めから最後まで一気に見てしまいました。
アニメイト 富山店スタッフ一同様
誰かと話したり、笑ったりする当たり前の日常が、とても眩しく尊いと感じます。すこしの非日常が少年少女をとりまく雰囲気、「空気」を変えて行く様子がきれいでした。丁寧で文学的で、懐かしさを覚える言葉で紡がれていく青春。そして一気に伏線を繋いでいく終盤は爽快です。読み終えたあとの切なさと、温かさが生きる勇気を与えてくれます。重たいテーマを透明感あふれる文章で綴ることによる化学反応。生きることの意味や友人の大切さ、正しさの価値、当たり前のようで遠く尊い事を考えさせられる一冊。
アニメイト 新百合ヶ丘店スタッフ一同様
地の文の多い文章構成なので、情景描写が丁寧で共感を抱きやすい作品。
アニメイト 姫路店スタッフ一同様
二時間の青春ドラマをライトノベルにしたら、きっとこうなる。
アニメイト 京橋店スタッフ一同様
静かで優しい雰囲気を持っており、まるでその世界観に引き込まれるような感覚を覚えました。また、切なく胸が苦しくなるストーリーと、個々のキャラクターが魅力的でした。人間関係やロジックも巧みに仕掛けられていて、最後に全てが明かされた時には、とてもすっきりします!
アニメイト 所沢店スタッフ一同様
題材は別に奇抜なものではないのに、出だしから結末まで予想を裏切る展開の連続でした。内容が全体的にまとまっていて、文章も読みやすく最後までそれほどひっかかりなく読めました。割とあっさりしているので、青春系が苦手な人でも読みやすいのではないでしょうか。
アニメイト 松戸店スタッフ一同様
全体的に話の流れがうまく、複線的なものも綺麗に回収が出来ていてとても読みやすかったです。キャラクターも個性的なのに濃すぎない良い塩梅だったため、読んでいて全く疲れなかったです。主人公やヒロイン、登場人物が話が進むにつれて考え方や捉え方が変わっていくため、いじめを題材にしているのにもかかわらず嫌な気分にはならず、何故いじめが起きたのか、いじめていた子の心情などもしっかり書かれていたことがたいへん好評です。何よりも成長がとても感じられる作品になっているため、今学生の方にも当時学生だった方にも是非読んでいただきたいです。
アニメイト 通販スタッフ一同様
とても読みやすくて分かりやすい内容でした。自殺やいじめというダークな話ではありましたが、考えさせられました。この本を是非今の中高生に読んでいただきたいなと思いました。
アニメイト 大阪日本橋スタッフ一同様
幽霊になった主人公神田が、自分のことが見える穂積をいじめから救い、孤独から解放するべく奮闘するという話が大変分かりやすかった。加えて、クラスの空気の表現の仕方が大変凝っていて、幽霊であるが故の傍観者の視点だからこその視野の広さに驚かされた。また、タイトルにもあるリンドウについては、花言葉を念頭に置くと後半が非常に意味深いものになるのが堪らなく、胸にグッとくるものがある。ふと読み終えると読了に対しての満足感と、何ともいえぬ感動が押し寄せてくる素晴らしい作品だった。