『千年紀のレガリア』

夏森涼/ill.マニャ子

帝国の秘宝を守るのは—元・最強の暗殺者!?

100年に渡った〈大陸戦争〉が、オストブルク帝国の事実上の敗戦に終わって5年。終戦期の混乱で没落した武の名門、クルツシルト侯爵家の若き当主ユリエルに、ある指令が下された。—帝国立美術館の館長レインとともに、敗戦によって散逸した三種の帝宝【トライ・レガリア】をすみやかに奪還すべし。家名再興の好機と張り切って美術館へ赴くユリエルだったが、レインは落書きのような絵を描く以外はだらだらしているだけの怠け者。ユリエルはレインの尻を叩いて調査を始めるのだが……やがてその調査は、レインの秘密や帝国敗戦の真相、そして帝国の成り立ちの謎にまで迫っていく!

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CHARACTER

レイン・カーリタス

オストブルク帝国立美術館の館長。少佐相当官。〈大陸戦争〉中は、帝室直属特務部隊の暗殺者として活動していたらしい。審美眼と美術知識は一流だが、やる気も緊張感もなく、誰にも理解できない絵ばかり描いている。

ユリエル・クルツシルト

武の名門クルツシルト侯爵家の若き当主。陸軍大尉。父親は帝国軍総司令官だったが、汚名を着せられて暗殺されたため、雪辱と家の再興をめざしている。愛国心に燃える、生真面目な少女。

エリザベート

〈大陸戦争〉後に即位した皇帝アダルベルト四世の娘。居城と社交界しか知らないので、帝国各地を見て回りたいと旅に出てレインたちに出会う。世間知らずではあるが、帝国に関する知識や観察力などは非常に優れている。

COMMENT

夏森 涼先生

初めまして、夏森 涼と申します。この作品は、帝国、騎士、姫、暗殺者、美術館、絵画、秘宝、歴史、千年の謎—こんなワードにキュンキュンする方にぜひ読んでいただきたい美術館ファンタジーです。主人公のレインは普段だらけてますが、キメるときはキメてくれます。ヒロインのユリエルはいつもキリッとしててかっこいいです。作者は常にだらけててかっこ悪いのになぁ……。でも頑張って書きました。よろしくお願いします。